商人舎

アメリカ流通 浅野秀二のアメリカ寄稿

浅野秀二のアメリカ寄稿

残暑お見舞い申し上げます

2015年08月20日(木曜日)
カテゴリー:
  • アメリカからのメッセージ
  
12:00 PM

日本の豪雨と猛暑は本当に厳しいですね。
何か涼しげな写真でもお届けしたいと思います。

カナディアン・ロッキーのバンフです。

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100年以上昔に出来たリゾートホテル

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ザ フェアモント バンフ スプリングスのラウンジから見た景色は、
まさに雄大、豪華としかいいようがありません。

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そしてレイク・ルイーズ

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城のような豪華なホテル

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氷河をだいた湖と山脈。

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コロンビア大雪原のアサバスカ氷河から流れ出る水は、
北米大陸の分水嶺、太平洋、北極海、大西洋に流れているという。

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想像もつかないスケールです。

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私は40年にわたって
米国、カナダの企業研修旅行を手掛けてきましたが、
昔はサンフランシスコではヨセミテ国立公園、
ラスベガスに行けば必ずグランドキャニオン。

フロリダに行けば、
フロリダ半島の60キロにわたる島々のキーウェスト、
シアトル、バンクーバーに行けば、バンフ、レイク・ルイーズなど
良く行ったものです。

201508asano_athabasca 069

最近はほとんどそのようなツアーはありません。

日本のビジネス社会は遊びがなくなってきました。
今は仕事1本槍でしょうか。
受験勉強のようなギスギスした仕事の仕方ばかり。

豊かな発想や創造性を養うなら
自然界と接する時間が必要ではないかなと思ったりします。

仕事は効率や能率だけでは生産性はあがりせん。
心の余裕のなさは、嫉妬と羨望、不協和だけを生み出し、
逆に不効率な組織を創ります。

楽しく遊んで、人と人の信頼関係を作る。
今後はゴルフの時間を作り、
国立公園散歩なども企画に入れたいと思います。

ぜひ、御理解のほどお願い致します。

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<By 浅野秀二>

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立命館大学同窓会流通業OB、京都に集まる

2015年07月01日(水曜日)
カテゴリー:
  • 旅先からのつれづれ日記
  
4:09 PM

京都は不思議な街である。
住んでみると自分が歴史上の有名人に
なったような錯覚というか、
坂本竜馬や武蔵坊弁慶が私自身のような気持ちになれる。

もう半世紀近い昔のことだ。
大学に入学して2カ月が経ったころ、
京都河原町から八坂神社に向かって、
四条大橋の手前を学ランを着て闊歩していた。
革靴の底には金が打ってあり、
歩くとカチーン、カチーンと鳴る。

後ろから大声が聞こえてきた。
「そこのけ、そこのけ、●●大学応援団長のお通りだ」
後ろを振り向くと、学生服を着た3人組。
先頭の男が傘で人混みをかき分け、
後ろを応援団長らしき大男が悠々と歩いている。

しかし、こちらも学生服。
どこの大学の体育会武道派とはすぐわかる、意地がある。
横に避けるわけには行かないのだ。

先頭の男が、私の横にきて、まじまじと私の顔を睨んだ。
なにしろこちらは立命館大学の
ジュリー(沢田研二)と呼ばれる優男(?)、まだ19歳。
喧嘩を売られたらどうする。
俺は牛若丸になれるか?

その時、彼は私の学ラン襟の(拳)のバッジに気が付いた。
彼は直立不動になった。
「私は●●大学応援団3回生、▲▲と申します。
あなたは何回生ですか?」
もうハッタリしかない。
「4回生や、少しは静かにしろ」
「大変失礼をしました」

無事にすべてが終わった。
実はこの話にはまだ続きがありますが、それはまたの機会に…。

さて、今回の立命館大学流通研究会(OB会)も
京都東山の粟田山荘に17名集まり、
ワインを飲んで楽しいひと時を過ごした。

20150701-OB

私がセミナーをする機会もあった。
「愛情をもって人の意見を聞くことこそ、
コミュニケーションの原点である。
原理原則、知識や理屈を言っても、本当の会話にはならない。
人と人の心の問題を解決することこそ、
ローコスト・オペレーションの最高の方法だ」
そんな話をしたような気がする。

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それにしても美人のいない同窓会は
香りの無いワインのようなものだ。

懇親会は、京都のスーパーマツモトの
松本隆文社長のご挨拶と乾杯のご発声で始まった。

20150701-OB1

翌日結婚式であった岡さんのお祝いをし、
20時からは全館消灯してのホタル鑑賞会となりました。
最後には、今回初参加の小林さんの音頭で、
恒例の立命館応援歌、「グレーター立命」を皆で熱唱。

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そして吉岡会長のご挨拶にて閉会となりました。

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2次会には9名参加し、
ここでもまたワインを飲みながらの楽しい歓談でした。

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今年は日生協の総会があり、日生協の尾辻常務、
愛媛の松本理事長の参加が無かったのは非常に残念でしたが、
同窓会は本当に楽しかった。

<By 浅野秀二>

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スペイン旅行(2)

2015年05月01日(金曜日)
カテゴリー:
  • 旅先からのつれづれ日記
  
5:05 PM

  アルハンブラ宮殿とモロッコの旅 

4月16日、この日は私の誕生日だった。

バスの中でコーディネーターのアントニオ氏が
誕生日の紹介をしてくれて、
自然に42名のハッピーバースデーの歌の大合唱となった。
フレンドリーなアメリカ人に感激した。

TOLEDO 067

海外旅行の楽しみは、
買物や食事が一番だという人も多いが、

私はその国の歴史に興味がある。
民族、国家、帝国の興亡は興味が尽きない。

ALHAMBLE_035

ドラッカーが言っているように、
今起こっている未来を見るというより、
過去に思いを寄せ、未来を想像する。

過去、現在、未来が私の頭の中で、
現在進行形で物語を綴っていく。
それが楽しい。

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スペインの歴史は実に面白い。

古代はフェニキア人(現在のヨルダンあたり)。
ギリシャ、ローマ人の移住。
紀元前2世紀、
カルタゴ(現在のチュニジア)の将軍ハンニバルが
象を引き連れスペインからアルプスを越えて
ローマに攻めた話などは歴史の最高ロマンだ。

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711年、シリアあたりに住んでいた
アラブ系ウマイア朝のムーア人(イスラム系一派)が
イベリア半島を征服、800年に支配をした。

1492年そのムーア人はキリスト教徒に追い出される。
ムーア人は彼らの城、アルハンブラ宮殿から追い出された。
キリスト教徒による無血開城だ。

そしてムーア人はアフリカ大陸、モロッコ方面に去った。
スペイン王国の誕生だ。
コロンブスがアメリカ大陸を発見した年だ。

アラブの王様は800年支配した土地を離れるにあたって、
シエラネバダの険路の山頂から宮殿を眺め、
惜別の涙を流し、慟哭したとされる。

この時、王の母親が言った。
「お前に戦う勇気がないから、降伏するしかなかった。」
甘やかされた王に何ができるというのだ。

この宮殿はギター独奏曲、「アルハンブラの思い出」でも有名だ。

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オプショナルツアーで行ったモロッコの気候は素晴らしい。
空は深い紺碧、街並みは美しく、そして食事も美味しかった。

Morocco 016

アフリカ大陸の北、地中海に面したモロッコは
小さなアラブ国だと思っていたが、
日本より2割以上も広いそうだ。

Morocco 030

また街並みもイタリア、スペインと変わらずきれいで、
とてもアフリカとは思えなかった。

Morocco 031

海の見える高級住宅は、
以前はフランス、スペイン、イギリス人などが住んでいたらしい。

Morocco 051

街で見る住民の姿や市場のバザールはアラブ世界だった。

Morocco 066

面白いことを発見した。
実は連れて行かれた絨毯屋の若奥さんが
金髪、青い目でアラビアのロレンスの女優のようだった。

Morocco 067

あまりにも美しいのでモロッコ人かと思わず聞くと、
ガイドさんが「彼女はムーア人の王族の子孫です」と教えてくれた。

「彼らは711年と1606年にスペインからたくさん逃げてきましたが、
多くは金髪で青い目、そして色が白くて白人のようです」

なるほど、800年支配をすると色の浅黒いムーア人の王族は、
白人たちと歴代結婚をして、白人のような器量になっていたのだ。
オスマントルコのスルターンも最後は白人みたいな容貌になっている。

アフリカはそこに見えた。
ジブラルタル海峡を挟んでスペインからわずか14キロ。
船で約1時間だ。

Morocco 075

なるほど今アフリカの難民が
イタリアなどのEUの国に流れ込むのは自然のことだと納得できた。
歴史もそうだったのだ。

Morocco 086

情報化社会で豊かさを知ったアフリカの人は、
命を懸けて先進国(EU)へ移動する。
誰も止められない。
歴史は再び動いている。

ゲルマン民族大移動は西ローマ帝国を滅ぼしたが、
アフリカ難民はEUをこれから長く悩ますことになるだろう。

世界が協力してアフリカの内政を安定させ、
経済を豊かにする義務があるとつくづく感じた。

 <By 浅野秀二>

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