5月5週/北寄りの風で気温は低め 6月1週/気温は上向き
●5月5週(5/26~6/1)の天候予測とMDポイント
北寄りの風で気温は低め
<概況>
日本の南海上、少し離れたところに梅雨前線が停滞する。週末は前線上を低気圧が進む。北日本方面はオホーツク海に中心を持つ高気圧に覆われる。
<天候解説>
九州南部から南西諸島では、晴れたり雨が降ったりの天気が続くが、梅雨前線の位置の微妙な違いで天気が変わるため予報が難しい。北日本は晴れるが雲が出やすく、オホーツク海側などは霧の出やすい日も多い。東日本~西日本は週後半にかけて雲の出やすい天気が続くが、時折晴れ間も見られるなど、大きな天気の崩れはない。
一方週末は雨の降りやすい天気が予想される。
気温は全般に平年並みか低め。北寄りの風が吹く日が多いためだ。
<ウェザーMDのポイント>
先週は真夏日を記録するほどの暑さとなり、夏物需要が大きく高まったと想定されるが、今週はそれに比べるとだいぶ過ごしやすい陽気。夏の定番的な焼肉やスタミナメニュー系は動きがやや鈍く、中華や洋食などの方が好まれる気象条件と考えられるので、意識して売り込みたい。
また梅雨関連商品の反応も期待される。
●6月1週(6/2~6/8)の天候予測とMDポイント
気温は上向き
<概況>
3日(火)頃以降、西から梅雨前線がのびてきて本州付近にかかる。東日本方面ではその後梅雨前線がまた南海上に南下するが、西日本では前線の影響を受け続ける可能性がある。
<天候解説>
南西諸島では週前半は太平洋高気圧に覆われるため、梅雨の晴れ間となる。週後半は梅雨空。
北日本方面はオホーツク海高気圧に覆われ、雲の出やすい天気の日が多いが、時折晴れ間も見られるなど、大きな崩れはなさそう。東日本~西日本では週前半~半ばにかけて梅雨前線の影響で雨の降りやすい天気となるが、週後半の天気は不透明。
気温は週初めは平年並だが、その後は強めの暖気が入るため気温は高めに転じる。湿度も高まり、週後半以降はやや蒸した陽気となりそう。
<ウェザーMDのポイント>
南からの暖かい空気が入るため、気温湿度ともに高まることが予想され、前週よりもだいぶ蒸し暑い陽気の日が多い。食感やのど越しの爽快さを求める無糖炭酸や涼味(和日配)が好まれる見込み。本来は梅雨入り前の晴れやすい時期で。
週末はBBQ用食材などを売り込みたいところだが、天気次第のところがあるので、週末の天気を見極めながら発注量の調整を。
<By 常盤勝美>