商人舎

中山政男のPOP語り

中山政男のPOP語り

マルエツ目黒店を訪問

2020年03月05日(木曜日)
カテゴリー:
  • 店舗見学
  
6:00 PM

2019年11月22日に東京都目黒区にオープンした
「マルエツ 目黒店」を訪問しました。

この店は2018年4月に閉店した場所への再出店。
24時間営業である。

2フロア展開で、
1階には、酒、冷凍食品、デリカ、パンなどの
即食・簡便食品を中心に揃える。
2階には生鮮食品、調味料などを展開している。
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青果コーナー。
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いちご「とちおとめ」には、
食べ方のショーカードと糖度が表示されている。
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契約農家の直売とオーガニック野菜コーナー。
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トマトにもそれぞれ商品説明を表示。
とても分かりやすいレイアウト。
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さつまいもには、品種別の特徴と
おすすめ調理法が表示されている。
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カット野菜と並んで、毎日店内で調理されている
野菜サラダを販売する。
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どれも100円台の価格設定でとても好評。
新鮮素材が使用されているため、次々と買われていく。
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鮮魚コーナー。
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刺身では、まぐろ、〆さば、真鯛などの
単品パックと盛合せが並ぶ。
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煮魚、焼魚のパック商品「膳彩シリーズ」も種類豊富だ。
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本まぐろ中トロが並ぶケース。
上部棚にアボカドを関連販売している。
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そしてそのアボカドの上段にはモニターを設置し、
まぐろとアボカドを使った「クックパッド」のレシピを表示。
必要なオリーブオイルなども合わせて陳列している。
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精肉コーナー。
牛肉では「ステーキ全品半額」で販売。
マルエツオリジナル「優夢牛」などのブランド牛も半額対象。
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鶏肉コーナー。
「はかた地どり」「みちのく森林鶏」などを揃えている。
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豚肉では「桜もち豚」などが並ぶ。
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精肉コーナーには、冷凍ケースに魚介などの食材も展開。
買物中、別のメニューの助けになりそうだ。
たらばがに、ムール貝、エビ類などが並んでいる。
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その隣の冷凍ケースには
「お茶わん丼ぶりシリーズ」を揃えている。
「サーモンたたき丼」「ぶりのなめろう茶漬け丼」
「いかの荒磯丼」など、
解凍してご飯にのせるだけで簡単にできる商品だ。
種類が豊富なので、ストックしておくのもよさそうだ。
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「お肉屋さんの鍋」コーナー。
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こちらは「お肉屋さんのオードブル」コーナー。
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ローストビーフなどが並ぶケースの上段には
ワインが陳列されていた。
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惣菜コーナー。
ケース内は揚げ物、やきとり。
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マルエツ自慢の旬のネタの寿司コーナー。
「北海道産いくら、煮穴子などのこだわりのネタを盛り込んだ」
とPOPには表示されている。
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弁当コーナー。
「6種具材の天丼」は390円、
「彩り野菜と牛ももステーキ重」は598円。
(税抜き価格、以下同)
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煮物類は、なんと2パック350円である。
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少しずつ、いろいろな種類を選べるよう
豊富な品揃えになっている。
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酒売場は1階にある。
ワインコーナーではタッチパネルで
好みのワインを選べる「AIソムリエ」を設置している。
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冷凍食品がとても充実しており、
この「オールインワンミールキット」のケース内の商品も、
とても便利で使いやすそうで印象に残った。
魚と野菜、タレを組合せてあり、簡単に一品ができあがる。
この日は、よりどり3パック1000円で販売していた。
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ベーカリーコーナー。
「しあわせ食パン」はトーストしなくてもおいしそう。
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ちょうど揚げたての「とろたまカレーパン」が運ばれてきた。
おすすめのこだわり商品だ。202003_nakayama_30

目黒店では、健康と食文化をメインに掲げた商品展開をし、
きめ細かな料理提案をしていくことにより、
使用する関連素材の購買を促していくという。
また、各売場でサラダを強化していくとのことで、
100円台の商品も揃えていたが、
低価格でも見劣りしないものをつくっていき、
売上げに繋げたいとのこと。
野菜をベースに、他の商品との組合せを促し、
デリカ売場も強化していくという。

<By 中山政男>

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フレッセイ 笠懸店訪問

2019年10月24日(木曜日)
カテゴリー:
  • 店舗見学
  
11:50 AM

群馬県みどり市に3月7日(木)にオープンした
「フレッセイ 笠懸店」を訪問しました。
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店内に入ると左手に地場野菜コーナー。
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右手には、インストアベーカリー。
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「とろ旨豚カレーパン」と「とろける牛すじカレーパン」の
揚げたてが並ぶ。
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菓子パンで人気No.1商品は「みそパン」。
POPで商品説明を表示。
ていねいな書き文字が商品を引き立てている。
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ヘルシー志向商品も揃えている。
コッペパンとミニクロワッサンがロカボ商品。
バターロールが減塩商品。
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青果コーナー。
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群馬県産の「甘しずくとまと」は糖度が高く、
味の濃いトマト。
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水耕栽培野菜が揃うクリーン野菜コーナー。
「フリルレタス」のショーカードには、
サラダだけではなく、スープ材料でも使えるレシピを
提案している。
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鮮魚コーナー。
刺身、とくにまぐろが自慢だ。
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「熟成まぐろ」は独自の熟成製法で、
まぐろの余分な水分を取り除いているため、
生臭みも無くなり、まぐろの凝縮された旨味が味わえる逸品。
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清酒赤城山の酒粕で漬けた銀鮭の切り身は
店内加工のフレッセイこだわり商品。
フライパンやグリルで焼くだけの時短商品としても
アピールする。
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自慢の寿司コーナー。
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揃えたネタの種類、鮮度、品質を見て、
価格の安さにも驚く。
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精肉コーナー。
「はぐくみ赤城和牛」やアメリカンビーフなどが並ぶ
「いつでもステーキ」コーナー。
奥には熟成牛肉も揃えている。
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豚肉では薄切り肉の大小各パックを揃えてコーナー化。
調理時間も短縮できるので、便利に使える点をPOPで訴求。
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「手こねハンバーグ」は店内製造。
群馬県産豚肉の完熟旨味豚を使用したものが人気。
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味付け肉コーナー。
フレッセイでは「ちゃんとKANTAN」コーナーと称し、
パネルには
「焼くだけ簡単でも、ちゃんと料理をする人を応援!」
と表示し、手抜き調理感を払拭させている。
同様に、カット野菜売場や冷凍魚コーナーでも
「ちゃんとKANTAN」のパネルが掲示されていた。
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デリカコーナー。
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原料を塩麹に漬け込み、
本格的な味付けで製造した鶏唐揚げ、
豚ロース唐揚げなどをはじめ、
種類豊富に展開する「塩こうじの力」コーナー。
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中華デリも餃子を中心に人気商品を豊富に揃えている。
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きれいなデザインのパネルが目立つデザートコーナー。
右側壁面から奥へは、冷凍食品コーナーが広がる。
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話題の「ブラックタピオカ」も販売。
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グロサリーコーナー。
コーナー表示がとても見やすい。
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「地元のうまいもの」も数多く揃えている。
こちらは醤油コーナー。
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桐生市の「伊東屋珈琲」はエンドで展開。
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鯖水煮缶は、スロットに加えてエンドでも大量陳列。
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成城石井商品もコーナー展開している。
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手前のケースはチーズコーナー、
右手にはワインコーナーが隣接しており、
相性の良い商品を選びやすくなっている。
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オーガニックワインの陳列は楽しく、
商品を手に取りやすい。
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日本酒コーナーで目立つのは、
やはり地元の近藤酒造の清酒「赤城山」。
全国新酒鑑評会、金賞受賞酒。
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カフェコーナー「フレッセイズカフェ」を設置。
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店内を歩いて気付くのは、
案内表示やプライスカードをはじめ、
商品説明などのPOPがとてもわかりやすいこと。
目的の売場にスムーズに誘導できているのがよくわかる。

また、ベーカリーコーナーにみられた手描きの
POPもていねいにつくられており、
イラストによって楽しさも伝わり、
アイキャッチャーとしての役割を充分に担っている。
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健康志向の商品展開が多く、
減塩や無添加などの表示スポッターをうまく活用している。
地元ならではの商品もとても多く揃えていた。
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忙しいなか、同行してくださった
営業企画部マーケティング推進室の
中嶋室長に感謝いたします。

<By 中山政男>

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いなげや 川崎京町店訪問

2019年09月04日(水曜日)
カテゴリー:
  • 店舗見学
  
11:41 AM

株式会社いなげやは、神奈川県川崎市に6月21日(金)
「いなげや 川崎京町店」をオープンしました。
京急 鶴見市場駅、または南武線「川崎新町駅」より
徒歩10分ほどに位置します。

POPを中心に店内をまわってみました。
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店内に入ると見通しのよい青果売場が広がります。
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入口左手に地元野菜コーナー。
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地元野菜の右側に生花コーナーを設置しています。
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マンゴーに添えられているのは
「うるしアレルギー」の注意喚起のPOP。
あらためて知る方も多いだろう。
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いちじくには、食べ方や栄養成分などを表示。
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「ナッツのチカラ」とのPOPでは
アーモンド、くるみ、カシューナッツ、それぞれの
栄養成分などを紹介。
ナッツ商品を揃えてコーナー化している。
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とうもろこしの茹で、蒸す、焼く、レンジ
それぞれの食べ方を提示して訴求。
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鮮魚コーナー。
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豊富な本まぐろ、サーモンの刺身を提供。
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切り身は、鯛、ぶり、サーモンなど中心。
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冷凍魚のケース。
こちらはあじ、さばなどの丸干し、開きで 「冷凍のまま
焼くと旨みと水分が魚の中に残り ふっくらと
焼きあがります。」との説明のPOPを添えている。
反対側のケースでは、切身、漬魚、骨を除いた
冷凍商品が並ぶ。
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精肉コーナー。
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この日は、あじわい健康牛、松阪牛などの
ブランド牛も4割引きで提供。
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「家計をお助け!大きい~なパック」と称した
容量の多いパックを揃えたコーナーも展開。
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デリカコーナー。
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弁当、総菜は店内調理でできたてを提供。
管理栄養士監修の栄養バランス弁当も好評。
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サラダは、バラエティー豊富な品揃え。
パック内の食材の種類も豊富で、そのままで
食卓の彩りになる。
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「生野菜たっぷりポテトサラダ」はいなげやオリジナル。
シールド乳酸菌を配合するなどのこだわりの商品展開。
右のPOPでは、食材仕入れから調理工程、店舗納入までを
表示し、安心安全を強調している。
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グロサリーコーナー。
各所に「防災用備蓄推奨」のPOPを掲示している。
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いなげやオリジナル商品に添えられているショーカード。
伝わりやすいレイアウトでまとめられている。
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「inageya Re-fresh」マークの対象商品のPOP。
ブルーの帯部分で、商品名の上部に「食物繊維」と
表示されているが、他のそれぞれの対象商品の
商品内容の特化した部分、例えば、低カロリー、
糖質オフ、グルテンフリー、乳酸菌、ハイカカオなどの
ヘルシー志向の訴求ポイントを表示し、差別化している。
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菓子では、地元神奈川県内の商品も取り揃えている。
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雑貨にも、使い方をPOPで表示。
イラストを使用し注目度を上げ、効果的に作成している。
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インストアベーカリーコーナー。
「100円均一」で、品数が豊富だ。
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黒板風POPで焼き上がり時間を表示している商品。
とくに「明太子フランス」は次の提供時間までには
売り切れてしまう人気商品。
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酒類コーナー。
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「日本全国チューハイ紀行」コーナーもあり、
各県のラベルを見つけるのも楽しそうだ。
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冷凍食品は「いつでも安い」の表示が目立つ。
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レジは支払いのみのセルフのセミセルフレジ。
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イートインコーナー「くつろぎスペース」。
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ゆったりと43席を設置している。
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店内のPOPは、ショーカード(商品説明)を
効率よく活用している。
各バイヤーのセレクト商品には
「いなげや通信」のタイトルのPOPを使用。
担当バイヤーのおすすめを、手書きで
簡潔に表示しているのがよい。
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こちらは、いなげやオリジナル「食卓応援」の
商品用POP。
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同じくいなげやオリジナル「食卓応援セレクト」商品。
各タイトルごとに、きちんとレイアウトが統一され、
伝わりやすいように表示されている。
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川崎京町店では、惣菜コーナーで生鮮惣菜を扱わず
惣菜部門のみで提供されていることなど、さまざまな
効率化を図っており、効果的なPOP活用についても
それらの一助を充分担っている印象を受けた。

<By 中山政男>

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中山政男プロフィール

株式会社POP研究所代表取締役

日本のPOP広告研究の第一人者として、POP広告40年の経験と実績をもとに、POPツールデザイン・制作、また各企業店舗の活性化に取り組む。

全国のスーパーマーケットや各種小売店の、読みやすく、美しい、訴求力のあるPOP広告作りの指導実績は高く評価されている。手作りPOP用具開発、またコンピューターPOP制作のソフト開発にも多数参加。

全国スーパーマーケット協会、オール日本スーパーマーケット協会等のPOPコンテスト審査委員歴任。

現在スーパーマーケット数社のPOPコンサルタント、POP広告店舗診断で全国を奔走中。

株式会社POP研究所

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